🎸”蔦音次郎”のギタ・キチ・日記

気まぐれギター演奏の日記を書いて更新して行きます。

音次郎物語ー6 忘れない!あの人魂を見た日・・

第6話は引き続き少年期の鶴見・東寺尾時代を過ごした時にタイムスリップしてみます。
このBlog読んで「下手な物語を書いている」と言われてもしょうがないですが、
話は事実に基づいて記憶頼りに書いています。
「人生いろいろ」・・誰だってその人の物語が有ると思います。
昭和28~30年頃の古い記憶を思い出してみようと思います。
音次郎物語-6・・始まります。
テレビが町の床屋さんに有りました。14インチの白黒テレビだったと思う。
当時ではプロレスが大人から子供まで夢中になっていました。
テレビのある家は数少ない!
東寺尾の町でテレビが見られるのは
電気店と新聞店、それと床屋ぐらいしかテレビは有りません!
この時代のプロレスラーは力道山でしょうね。
力道山の空手チョップに庶民は興奮したのです。この試合、TVで見たかも・・❓

昭和32年 力道山対ルー・テーズ プロレス世界選手権.wmv
テレビの有る店先は大勢の大人が店の外から窓越しに観戦していました。
床屋では頭を刈る人以外は外で蚊に刺されながらも興奮しながら
窓越しでテレビを見たのです。小さい子供は親父の肩車で見たり、
木箱を持ってきて木箱に乗ってテレビを見る始末でしたね・・

 電気店内のテレビを外から見る人たち。(イメージ借り物写真)


この地図に電気屋、床屋、新聞屋がテレビを持っていました。
私の住む下駄屋から床屋はお隣さんでしたので、店内に入れてテレビを見させて頂いた。
・・・・・
退屈しないように、私のギター演奏:【我が道】を聴きながら読んでね・・・

Nesta Rua (Isaias Savio) わが道
弟が亡くなり親父も1ヵ月過ぎた頃より、下駄の仕事に戻りました。
下駄屋の前は公設市場です。今でいうスーパーマーケットの様な物です。
八百屋、薬屋、乾物屋、瀬戸物屋、魚屋、天ぷら屋、玩具屋、靴屋、文具屋、など
Yの字の抜け道の様に通りぬける市場です。(☝の地図絵参照)

 下駄屋の前の公設市場で幼年期の音次郎と親父・


・・・
この時代はシラミもいましたねぇ~・・・
町内で街頭で裸になってDDTを皆さん噴霧されてましたね。
シラミ退治だと思うが・・そんな記憶が薄っすら覚えてます。

イメージ借り物写真:DDTシラミ退治の様子です。

東寺尾は鶴見の下町より高台の位置にあります。
ここは地図の様に響橋の下京浜第二国道が通ってます。
通称メガネ橋とも呼ばれていた。
(昭和の東寺尾の響き橋:通称メガネ橋)

この橋の下で声を発すると、綺麗な響きで聴こえるのです。
この橋は忘れられない思い出の場所です。
響き橋の近くに銭湯があります。
家庭風呂の無い時代です。銭湯通いをしましたねぇ~・・

テレビでお馴染みの映画評論家の淀川長治さんは、最初は東寺尾に住んでいました。
下駄を買いに来たことも有り、私の母や伯母とも親しい近所付き合いの様でした。
淀川長治さんも銭湯通いをしていて、音次郎の背中を洗ってくれたのを覚えています。
その後、淀川さんは鶴見の馬場に住まいを建て、臨港バスで仕事に通っていましたね。
私はもっと大きくなった時もバスで何度も同席したことが有ります。
きさくに誰ともお話をする方で、狭いバス長席に手を切って(手を切る素振りです)
「すみません、すみません」と割り込んで座席に座る姿を何度も見て知っています。
「さよなら、さよなら」とTVで見る笑顔と同じですね。
ここで淀川長治さんから頂いた色紙をお見せしましょう・・・

この色紙のサインは淀川長治さんのサイン アイビー(蔦)様と開店祝いで頂いた色紙です。
銭湯♨のチョイ先にヨセフ教会の学園があります。
このヨセフ学園の国道沿いで、崖を切り削り学園のグランドを造成していました。
(イメージ写真)

日曜日の学校の休みの日に遊び仲間と、このグランドでトロッコに乗って遊びました。
日曜日で土木工事の職人がいないので、勝手にトロッコに乗って仲間と遊んだのです。
レールの敷かれたトロッコの乗り物が楽しい遊びで日が暮れて暗くなるまで遊んだのです。

(イメージ写真)

夢中に遊んで時間を忘れ、暗がりの星の光る夜空になっていた。
この時、グランドから見た夜空に光った人魂を初めて見たのです。

(イメージ写真)

人魂は尾を引いたように、フワフワ夜空を舞幽していました。
30秒位ですかねぇ~ 人魂は消えました。・・・流石に怖かったです。
崖の上には鳥居のある神社と、墓地もありました。

恐らく当時の土葬から現れた人魂でしょう・・・
人魂は、話では聞くが・・実際に出会った人は少ないと思います。
子供ながら仲間たち数名で人魂を見た貴重な体験です。
この時は,「うちの子がまだ帰ってこない❕」と
親父と母が心配して大騒ぎして探し回ったと聞いている。
「人さらいに連れていかれたのでは❓・・」と祖父母に連絡して大変だったようで・・
無事家に帰った音次郎。夜の星空とお月さんが綺麗に輝いていた。
心配した両親に叱られました。
無事帰って来たので安心したのか・・
下駄屋の店先の街頭の灯りで、スイカを食べて涼んだ記憶が鮮明に浮かびます。
注:(Blogに載せた写真・イラストの一部はイメージとしてお借りしたものです。)


第6話も長々と物語ってしまいました。
次回の音次郎物語ー7話も懲りずに読んで下さいね。お待ちしてます。

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